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木造2階建てスタディールーム リフォーム

もう一つのファミリールーム~スタディールームのご提案

「ほわん」とした空気を共有するための間取りと家具と素材

戸建住宅の子供部屋の改装、将来2部屋に区切ることを前提につくられた南向き12帖の部屋を、成長した2人のお子様のために分割するリフォーム。今回は単純に2分割するのではなく、ご両親とのコミュニケーションの場として「スタディールーム」をご提案しました。スタディールームのデスクは3.4mもあり、可動式のパーテイションによって分割する事が出来ます。其々の個室はベッドとクローゼット、動線部分のみという最低限の大きさとし、幅4.4mという大容量の本棚でスタディールームと文節されています。その上下は棚の背面を付けていないので視線を遮りつつ空気を共有。家族の気配を感じながら生活出来る空間に生まれ変わりました。二つの部屋はクローゼットとオープン棚で仕切られていますが、そのオープン部分は南側の掃き出し窓に向かって斜めになっていて、窓の開け閉めがスムーズになり、パースペクティブを強調して部屋を広く見せる効果も。間仕切りの上部は透明ガラスで仕切られ、開放感を演出しています。さらに各建具に使ったガラスも半透明とし、南側からの光をスタディールームにまで導いています。壁と家具、建具を同じ淡いトーンにすることで全体を「ほわん」とした空気に包まれた優しい空間に仕上がりました。

設計/和田浩一 家族構成/ご両親・長男・長女 主要構造/木造 床面積/21.9㎡ 工事費445万円(デザイン設計費込)

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